いずれWEB3.0を圧巻するサービス5選
メルマガを書くのが楽しくてたまらない、いっぺいです。
さて今回は、ツイッターでバズっている「いずれWEB3.0を圧巻するサービス」について解説していきます。
あなたはどのサービスをご存知でしょうか?
僕はというと、BraveとMetaMaskしか知りませんでした。我ながら情けない…。とはいえ、これらを全て知ってる人は決して多くないはず。
事実、コメントを見たところ、
というコメントが多かった。
そこで今回は上のサービスをリサーチし、その内容をまとめていきます。ザックリと次のサービスを学べるので、ご興味ある方は熟読どうぞ。
※高リテラシーな読者が多いため、BraveとMetaMaskに関する解説は省きます。
いずれWEB3.0を圧巻するサービス5選
Spotify → Audius
YouTube → Odysee
Dropbox → Filecoin
Facebook → Distrikt
Google → Presearch
※左がWEB2.0で右がWEB3.0。
ちなみに、最もオススメなのは自らリサーチすること。結局のところ、主体的に調べないと「自らの血肉」にはなりづらい。しかし、なにせこの業界には情報量が多く、また本業で忙しい方も多いと思うので、本メルマガのご活用をどうぞ。
Audius【音楽配信サービス】
ブロックチェーンを利用した分散型の音楽ストリーミングプラットフォームです。
Audiusを利用すると音楽を楽しむことができます。他のサービスと違うのは、まだデビューしていないアーティストの曲が配信されていること。
すでにメジャーデビューしているような楽曲を楽しむSpotifyのようなサービスとは、ターゲット層が違います。
TikTokの音楽バージョンで、会員登録を済ませるだけで簡単に音楽をアップロードできるイメージです。
Audiusは何を目指すか?
音楽の権利
ロイヤリティ
所有権
現状のアーティストが直面している問題を解決し、誰もが自由に音楽を配信、収益化、ストリーミングできるようにすることを目指します。
例えばですが、flumpoolという人気バンドは「君に届け」「証」「星に願いを」などのヒット曲を出してきましたが、その収益のほとんどを事務所に取られていたわけです。音楽業界の搾取構造ですね。
Audiusはこの問題の解決手段になり得て、アーティストと観客間の「仲介者」を排除し、プラットフォーム上で直接交流できるようになっています。
また再生数だけで報酬を支払うことはなく、プラットフォーム上での活動、ファンとの関わり方、ユーザーからの全体的なエンゲージメントが考慮されます。WEB3.0的で美しいですね。
例えばですが、
ウィークリー・トレンドのトップ5
ウィークリー・プレイリストのトップ5
マンスリー・アプリのトップ10
などにランクインすると「AUDIO」というガバナンストークンを入手することができます。このガバナンストークンの詳細は省きますが、大枠としては、
ネットワークの安全性確保
ガバナンストークン
特別な機能やコンテンツへのアクセス
という一般的なガバナンストークンの役割とほとんど同じです。詳しく知りたい方は「What is Audius and could it be the next Spotify?」を参考までにどうぞ。
TikTokに投稿する感じで楽曲を投稿できるという、あるようでなかった仕組みを実現させたプラットフォームなので、個人的にはかなり期待しています。音楽に関しては全く聞きませんが、少しでも音楽業界の搾取構造が和らげばいいなと思っています。
Odysee【動画配信サイト】
Odyseeはブロックチェーンで管理された動画サイトです。
自分のコンテンツと視聴者を「自由度高く」管理することができます。イメージとしては、あなたのチャンネルが、ウォレットの中にある感じ。
数字で見ると、40万人以上が合計500万本の動画を投稿し、すでに870万人の月間アクティブユーザーを集めているそうです。これは凄いですね。
Odyseeは何を目指すか?
CEOのカウマン氏によると、「私たちは、すべての人の声を聞くことができる空間でありたいのです」と残しています。どういうことでしょうか。
Youtubeには、ポルノや暴力やテロを想起するような内容を禁止するコミュニティガイドラインがあります。要するに規制です。
しかし、現代のYouTubeにおいてはこの規制があまりにも厳しすぎるのではないか、という疑問を呈しているんですね。
例えばですが、Youtubeは「トランプ政権のアドバイザー」のインタビューを削除する決定を下しています。言論の自由をプラットフォームが奪っているんですよ。
これに対しカウマン氏は「動画を削除することはない」と反論しており「それでは科学は進歩しません」とも述べています。これには完全同意です。
要するにOdyseeは、上でいう「プラットフォーマーだけど責任は追いません」みたいなスタンスで、過激的なビデオを削除しないのです。個人的に凄く面白いと思うし、画期的だなと思います。
「Odyseeは中央集権型のプラットフォームであり、根本的な構造は変わらないのでは?」という反論が聞こえてきそうですが、本来、すべてのアプリを分散化する必要はないと思うんですよね。
上のツイートがバズっていますが、これには完全同意です。分散化も大切だけど、それと同じくらい面白さや親しみ、ユーザー数なども大切であり、もっというとWEB3.0に求められているのは「トークンによる利益」ですよね。
Youtubeに取って代わるアプリとして見るのではなく、また別の良さのあるプラットフォームだよねという見方をするのがいいのかなと。Odyseeに関しては、規制がゆるくクリプト系の発信が多いことが、個人的に嬉しいポイント。
Filecoin【データ保存サービス】
Filecoinはブロックチェーン上にファイルを保存できるサービスです。
もともとはハードディスクや外付け記録装置にデータ保存するのが一般的でしたが、その後にクラウド化が進み、異なるデバイスを用いたり、複数人でデータを共有することが可能になりました。※Dropboxなど
しかし、ストレージサービスには問題点があり、それが物理的に存在するデータセンターに依存すること。何かトラブルが発生すると、データにアクセスできなくなる可能性があり、これが結構なリスクだったりします。
不正アクセスや情報漏洩、情報改ざんなどが100%起こらないとは言い切れませんし、大切な情報を預けるだけの価値があるのか?という話になってしまうのです。
考え出された新しい方法
そこで運営会社は「IPFS」と名付けた新しい方法を見つけます。簡単にいうと、データを分散化して、P2Pのネットワーク上に保存しましょうよってお話。
保存時:P2Pで分散的に保存
取り出す:分散化されたデータを一つにまとめて取り出す
これまで物理的に依存度の高かったデータ管理を、分散管理することによって、リスクを格段に小さくすることを実現したのです。
Filecoinの何がすごいのか?
ファイルを長期間保存することで、インセンティブが得られる仕組みとその信頼性がすごい。
具体的にはファイルを保存することで、ネイティブ暗号通貨の「FIL」を入手できます。もちろん利用可能なストレージとその価格は、企業によって左右することはありません。
ちなみに、Filecoinにもマイナーがいて、自身が持つ「ストレージ」を貸し出すことでマイニングを行ないます。
P2Pにおいて「マイナーの存在」が重要なのは周知の事実ですが、Filecoinはすでに多くのマイナーを抱えており、これもかなりすごいところ。
このあたりの説明を「現実社会」でしても通じないと思いますが、メルマガ読者は優秀なので、専門的なお話もしてみました。
Distrikt【分散型SNS】
Distriktは分散型のSNSです。
冒頭のツイートではFasebookの代わりとして紹介されていますが、使用感はTwitterに近く、ツイートやリツイート、いいねといった機能があります。
プロフィール画面はこんな感じ。
使用感はこんな感じ。いいねが押せます。
リツイートもできました。
使ってみた感想としては、忖度なしでVery Good。
Internet Identityと結びつけるだけでアカウントをつくることができて、SNSアカウントも電話番号もEメールアドレスも必要ないので簡単
特殊なツールを使う必要がなく、ツイッタラーはおそらく直感的に操作できる
広告がないのでアテンションを奪われない
無料で使うことができるので経済的
デイモード/ナイトモードの切り替えができるのでお目々に優しい
モバイルアプリ化されているのでデバイスのくびきが弱め
言語的障壁が比較的低い
競合が少ないためツイッターに比べて影響力をつけやすい
日本語での発信はツイッターで。英語での発信はDistriktで行うのもありかもしれませんね。
いずれにせよ、100%ブロックチェーン上で動作するSNSは稀有だと思うし、経験として触っておくのもあり。経験済みの方も多いと思いますが、まだの方は是非です。
Presearch【検索プラットフォーム】
Presearchは、検索に報酬を与える次世代の検索プラットフォームです。
本メルマガの中で、最も衝撃を受けたサービスのひとつ。
現状の検索エンジン市場はGoogleが寡占しており、どのサイトを上位に表示するのかというアルゴリズムはGoogleの最大利潤に繋がるよう設計されています。
例えばですが、仮想通貨について検索するとSEO対策された記事が上にあり、そのほとんどにCoincheckへの動線が組み込まれています。僕自身メディア運営の経験があるのですが、Coincheck等のアフィリエイト広告は高単価なため、みな競って宣伝したがります。
このSEOアルゴリズムは中央によって決定されるので、ユーザーが望まない更新が行われたりもするんですよね。
このような課題を解決するために、Presearchはあります。コミュニティが主体となって意思決定をすることで、全員の関心が一致するコンテンツを表示させることができるのです。
Presearchの何が魅力的か?
検索すると仮想通貨がもらえることです。
無価値なトークンとかではなく、しっかりめのトークンがもらえます。具体的な名前はPRE。1日30回限定で受け取ることが出来ます。
1回の検索で0.1PREもらえる
1日計3PRE入手できる
1PRE = 15円(2022年5月)
日給換算すると45円
1ヶ月で1,350円
1年で16,200円
日々の検索をPresearchに変えるだけでお金が稼げるのはシンプルに嬉しいですよね。しかも報酬がトークンなので、今後の発展次第では価格が10倍,100倍になる可能性もあるわけです。べた褒めですが、ノーリスクなのでお許しを。
ちなみに、登録ユーザー数は130万人、月間訪問数は1000万人を超え、とても大きいコミュニティになっています。登録ユーザーとトークンの価格は比例して伸びやすいし、またノーリスクなわけですから、このサービスの将来は期待できます。
さいごのまとめ
今回のメルマガを通してお伝えしたいのは、知ってるのと使ってみることには天と地ほどの差があるということです。冒頭のツイートには666のいいねがついていますが、果たしてそのうちの何人がリサーチし、何人が触っているのでしょう。
知らないサービスをリサーチし、実際に触っている人は1%以下だと思っています。それはもちろん面倒くさいからで、僕も同意します。
しかし、これは経験則ですが、トップ層ほど新サービスをきちんと触っている。
分散型SNSに関しては、2021年の10月(かなり早い)時点に触っている人もいます。こういった小さい積み重ねに差が生まれるのかなと思ったし、自省を込めて小さな行動を積み重ねていきたいなと思います。みなさんも是非です。
今回は以上となります。
引用元
What is Audius and could it be the next Spotify?
What is Audius? The Decentralized Music Sharing and Streaming Service
Odysee aims to build a more freewheeling, independent video platform
What is Odysee? New streaming site powered by cryptocurrency
What is Odysee? LBRY Explained
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